プロバイダーごとにサブスクリプションを保存し、グループ分けとキーワード検索でサーバー一覧を絞り込みます。サブスクリプションを2つ以上利用するデスクトップユーザー向けに、グループの作成、一覧検索とインポート時の絞り込みの違い、自動更新の設定、ノードの消失・重複・更新タイムアウトへの対処を順に説明します。数値は管理方法の例であり、プロバイダーのノード数や実測した通信結果を示すものではありません。
サブスクリプション、サーバー一覧、ルーティング設定の違い
サブスクリプションURLはノード設定を取得するためのもので、通常はアカウントトークンを含みます。v2rayNはサブスクリプションの内容を読み込み、対応するサーバー設定をローカルの一覧に登録します。サブスクリプショングループを使えば、提供元との紐付けを保てます。同じグループを更新すれば、その提供元から設定を再取得できます。複数のURLをまとめて手動インポートすると、当面は使えても、後からどのURLを更新・差し替え・削除すべきか分かりにくくなります。
グループ分けはルーティング設定とは別物です。「予備」グループを選んでも、特定のサイトへの接続が自動で予備回線に切り替わるわけではありません。一覧で「日本」と検索しても、ほかの地域への通信が遮断されるわけではありません。接続先を決めるのは、選択中のサーバー、システムプロキシやTUNの適用状態、コアのルーティング設定です。
| 操作 | 変わること | 変わらないこと |
|---|---|---|
| サブスクリプショングループを選択 | 表示する設定の範囲を絞り込む | サイトごとの接続先は割り当てない |
| 一覧にキーワードを入力 | 表示するサーバーを一時的に絞り込む | 提供元のサブスクリプション内容は削除しない |
| サブスクリプションの絞り込みルールを設定 | 更新後に残る設定に影響する | プロバイダーアカウントの権限は変更しない |
| 使用するサーバーを切り替える | プロキシの接続先設定を変更する | すべてのアプリがプロキシ経由になるとは限らない |
プロバイダーごとにサブスクリプショングループを作成
まずv2rayNのメインウィンドウを開き、「サブスクリプショングループ」→「サブスクリプショングループの設定」に進みます。デスクトップ版では、バージョンによってメニューの位置が異なる場合があります。以下では、中国語UIの「サブスクリプショングループの設定」ウィンドウを使って説明します。追加ボタンが見当たらない場合は、ウィンドウ内の一覧から追加する項目を探してください。サブスクリプションURLをサーバーアドレス欄に貼り付けないよう注意します。
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サブスクリプションURLを用意
プロバイダーのアカウントページから、クライアント用のサブスクリプションURLをコピーします。購入ページや管理画面のURLではなく、完全なアドレスであることを確認してください。URLはローカルの設定にのみ保存し、公開するスクリーンショットには写さないでください。
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メイン用グループを追加
「サブスクリプショングループ」→「サブスクリプショングループの設定」を開き、新しい項目を追加します。エイリアスに「メイン-A」と入力し、サブスクリプションURL欄に1つ目のURLを貼り付けます。まずは絞り込みルールを設定せず、変更を保存します。
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予備用グループを追加
同じ手順で「予備-B」というエイリアスを付け、2社目のプロバイダーのURLを入力します。URLは提供元ごとに個別に保存し、複数のURLを1つにつなげないでください。
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グループごとに更新
メイン画面に戻り、対象のグループを選択して「サブスクリプショングループ」メニューから現在のサブスクリプションを更新します。まず1つ目のグループが正常にインポートできることを確認してから、2つ目を更新します。問題の発生元を特定しやすくなります。
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使用中の設定を確認
インポート結果を確認し、利用できることが分かっているサーバーを選択して使用中に設定します。グループの表示を切り替えただけでは、プロキシの接続先は切り替わりません。メイン画面に表示される使用中の設定を確認してください。
重複管理を避けるグループ分け
まず提供元ごとに分け、そのグループ内で地域を検索するのが、問題の原因を追いやすい方法です。地域、プロトコル、倍率はノードの属性なので、通常は検索に使い、同じサブスクリプションを何度もインポートする理由にはしません。ノード名の「2x」はプロバイダーの課金倍率を示すことが多いものの、正確な意味はプロバイダーの説明で確認してください。名称だけから実際の課金ルールを推測しないでください。
サブスクリプションの提供元ごとに分ける
おすすめプロバイダーごとにグループを1つ作り、URL、更新間隔、絞り込みルールをそれぞれ管理します。サブスクリプションが期限切れになったり、URLが変更されたりした場合も、該当するグループだけを対応すれば済みます。
向いているケース:複数のプロバイダーを利用し、更新に失敗した提供元をすぐ特定したい場合。
手動設定用のグループを作る
自分で管理する単独ノードの設定は、サブスクリプションのノードと分けて保存します。サブスクリプション元がない手動グループは、「すべてのサブスクリプションを更新」を実行しても、アドレスや認証情報が更新されるわけではありません。
向いているケース:サブスクリプションの設定と、自分で管理するサーバー設定を併用する場合。
同じ提供元を用途別に分ける
同じURLで複数のグループを作ると、同じ内容を重複してダウンロードし、設定も重複します。インポート時の絞り込み条件を別々にする必要がある場合に限って使い、各グループのルールを確認してください。
向いているケース:ノードを別々の集合として管理する必要があり、複数の絞り込み条件を維持できる場合。
キーワード検索を試してからインポート条件を設定
まずサブスクリプショングループを1つ選び、メイン画面のサーバー一覧にある検索・絞り込み欄にノード名の一部を入力します。最初は「日本」など1語だけ試し、入力を消して結果を比べてください。検索対象はバージョンによって異なる場合があります。「VLESS」で結果が出ないときは、サブスクリプションにそのプロトコルが含まれていないと判断する前に、プロトコル欄を確認してください。
- 地域で検索:「日本」「JP」「Tokyo」をそれぞれ試します。プロバイダーによって命名規則が異なるため、1つのキーワードで見つからなくても、その地域のノードがないとは限りません。
- 用途で検索:ノード名に含まれる「ダウンロード」や「ストリーミング」などのラベルで検索します。こうした名称はプロバイダー独自の表示にすぎず、対象サイトへの実際のアクセス確認の代わりにはなりません。
- 倍率で検索:「1x」で検索し、ノード名全体を確認します。「1x」「1.0x」や日本語の倍率表記が、同じ意味で使われているとは限りません。
- 一覧を元に戻す:検索欄を空にし、すべてのグループに切り替えます。まず表示上の絞り込みを解除してから、サブスクリプションの再更新を検討してください。
一覧の検索は、通常、表示結果を一時的に変えるだけです。サブスクリプションの更新後も特定の名前のノードだけを残すには、「サブスクリプショングループ」→「サブスクリプショングループの設定」を開き、対象のグループを編集して、絞り込み欄と説明を確認します。画面によっては正規表現で絞り込めますが、欄に正規表現対応と明記されている場合に限って、以下の式を使用してください。すべての検索欄で使える書式ではありません。
日本|JP|Tokyo
この正規表現は、名前のいずれかの文字列に一致するという意味で、3つの条件すべてを同時に満たすという意味ではありません。大文字・小文字の扱いは欄の仕様によって異なり、「JP」が別の文字列に誤って一致する可能性もあります。まず一時検索でノード名を確認してから、インポート条件を設定してください。保存後に対象グループを更新し、残ったノードを確認します。インポート時の絞り込みを解除した場合も、以前に除外された設定を戻すには、再度更新が必要です。
自動更新間隔を設定し、手動更新も使えるようにする
「サブスクリプショングループ」→「サブスクリプショングループの設定」で対象グループを編集し、自動更新に関する項目を探します。まず表示されている単位を確認してから数値を入力してください。単位が分なら720は12時間です。12時間にするために「12」と入力しないでください。更新の有効化も別途確認し、間隔だけを変更して終わらせないようにします。
これらの間隔は設定の目安であり、クライアントの初期値ではありません。サブスクリプションを数分おきに更新する必要は通常ありません。プロバイダーがリクエスト頻度を指定している場合は、その制限に従ってください。クライアントを終了している間、パソコンがスリープ中、またはネットワークに接続されていない間は、設定時刻どおりに更新されるとは限りません。利用を再開した後、必要に応じて対象グループを手動で更新してください。
- 自動更新を有効にする前に、手動更新を1回実行し、サブスクリプションURLと読み込み結果が正常であることを確認します。
- メイン用と予備用で更新間隔を変え、複数のサブスクリプションに同時にリクエストが集中するのを避けます。
- 直接接続でタイムアウトし、現在のプロキシサーバーが使える場合は、「サブスクリプショングループ」メニューから「プロキシ経由」と表示された更新コマンドを選べます。プロキシ自体が使えないときに、同じ方法を繰り返さないでください。
- 更新後、使用中のサーバーが一覧に残っているか確認します。ノード名、アドレス、識別情報が変わると、以前の選択をそのまま使えない場合があります。
症状に応じてノードの消失や更新失敗に対処
トラブルの確認を始める前に、現在の状態を記録してください。グループ名、更新時刻、エラーメッセージを書き留め、設定をすぐにすべて削除しないようにします。サブスクリプションの失敗は、URLへのリクエスト、内容の解析、ローカルでの絞り込みのいずれかで発生します。問題の段階を切り分ければ、無効なURLに対してルーティングを何度も変更せずに済みます。
更新に成功したのに一覧が空なのはなぜ?
まずメイン画面の検索条件を消し、対象グループに切り替えます。それでも空の場合は、「サブスクリプショングループ」→「サブスクリプショングループの設定」を開き、そのグループのインポート時の絞り込みルールを一時的に解除して保存し、グループを更新してください。ノードが戻れば、ルールに一致していなかったことが原因です。戻らない場合は、サブスクリプションがクライアント対応の設定内容を返しているか確認します。
同じ名前のノードが2つあります。すぐ削除しても大丈夫?
まず2つの設定がどのグループに属するか確認し、サーバーアドレス、ポート、プロトコル、通信設定を比較します。名前が同じでも、接続先が同じとは限りません。同じサブスクリプションを重複して追加している場合は、有効なグループを1つ残してから、重複した提供元を整理します。サーバーの行だけを削除しても、次回の更新で再び表示されることがあります。
予備のサブスクリプションはいつもタイムアウトするのに、メインは正常なのはなぜ?
予備のグループだけを選択して手動更新し、エラーがタイムアウト、アクセス拒否、内容の解析失敗のどれかを確認します。タイムアウトする場合は、直接接続と、利用可能なプロキシ経由の更新をそれぞれ試します。アクセス拒否の場合は、アカウントの状態とサブスクリプションURLがリセットされていないか確認してください。解析に失敗する場合は、ウェブページのURLではなく、サブスクリプションURLをコピーしたか確認します。
ノード名を変更したのに、更新後に元に戻るのはなぜ?
サブスクリプションのノード情報は、更新時に提供元の内容で上書きされることがあります。固定のメモは自分の管理記録に残し、ローカルでの名前変更が維持されることを前提にしないでください。設定を独自に管理する必要がある場合は、手動設定用のグループに保存します。その設定は元のサブスクリプションと自動同期されないことに注意してください。
サブスクリプションのスクリーンショットを共有して、調査を頼んでも大丈夫?
グループのエイリアス、絞り込み条件、エラーメッセージだけを切り取り、サブスクリプションURL全体とノードの認証情報は隠してください。URLに含まれるトークンを使うと、他人がアカウント設定を取得できる可能性があります。すでに公開してしまった場合は、プロバイダーのアカウントページでサブスクリプションURLを再発行し、該当グループの古いURLを置き換えてください。
繰り返し実行できるメンテナンス手順
設定後は、提供元ごとに同じ順序で確認します。グループを識別できること、更新が完了すること、絞り込みを解除できること、使用中のサーバーを確認できることがポイントです。日常の管理では、変更があったグループだけを調整します。1つの提供元に問題が起きても、正常なサブスクリプションまで削除する必要はありません。
- 提供元を確認:サブスクリプションごとに異なるエイリアスを設定し、手動設定とサブスクリプションの設定を分ける。
- 表示状態を確認:キーワードの消し方を把握し、非表示のノードを削除済みと誤認しない。
- 更新を確認:自動更新が有効で、間隔の単位が正しく、手動更新でも期待どおりの結果が得られる。
- 接続を確認:使用中のサーバーを把握する。アプリの通信をプロキシ経由にする必要がある場合は、システムプロキシまたはTUNの設定も別途確認する。
- プライバシーを確認:管理記録にはエイリアスと操作結果のみを残し、サブスクリプショントークンやサーバーの認証情報をコピーしない。